モキュメンタリー

黒澤司(YAOYOROS、世界ヒッチハイク部、武蔵野航空警備隊)

2018年5月17日(木) 晴れ

夜中、なかなか睡魔がやってこないので、新しいノーブルノートを下ろして、iPhoneなどに溜めておいた言葉などを書き写す。「TIME IS LIFE」という歌ができた。

労働後、アパートに着いて、部屋の扉を開くと、昼間の熱が部屋にこもっていて、入った瞬間、モワッとした。窓を開けて、ギターを抱えて、ベッドにごろりと寝っころがって、夜中にできた「TIME IS LIFE」を小さな声で歌ってみる。うん、かなり良い。夜中の天使のいたずらで、良い悪いが分からなくなる時があるからだ。少し時間をあけて歌ってみて、身体にじんわりと馴染んでいたら、その感覚は間違いないものだったと判断している。19日の弾き語りライブで歌おう。

高畑勲監督のお別れ会の、宮崎駿監督の挨拶を文章で読んだ。恥ずかしげもなく号泣してしまった。文章で号泣したのは初めてかもしれない。55年来の友人のお別れ会で、初めて出会った時のことを昨日の出来事のように話していた。誠実で、とても美しいと感じ、込み上げるものがありました。遺影の無邪気な笑顔が良かった。自分にもそんな友人はいるかな、と少しだけ考えたけど、すぐにやめて、布団にもぐった。